イントロダクション
「見つめすぎると流される、聞きすぎると見失う」
一緒に並んでどこまでも泳いだり、
月明かりのもとでいつまでも語り合った、
あの母と暮らした幸せな日々を奪ったのは、
同じ生き物のはずの「人間」だった……。
「クジラはどうして歌うの?」
「空や海はどうして青いの?」
「人間っていい生き物なの?悪い生き物なの?」
ゆれ動く景色と水にとまどい、変わらない
仲間たちの言葉と身のこなしに突き動かされ、
いつしかそれは、ただ生と生の狭間へと、
深くまっすぐ沈み込んでいく……。
さまよえる一個の魂の遍歴を、独自の文体と
感受性で描いて、混迷を極める人間社会を
痛烈に打ち抜く、愛と感動の一大巨編!
更新日: 2008/ 1/12



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